NZオークランドの景色日本と季節が異なる南半球のニュージーランドは朝晩の冷込みが増し、早起きが辛い時期になってきました。

ここ、ニュージーランド(NZ)のオークランドは比較的過ごしやすいのですが、南島へ派遣された日本語教師の方達にとっては、寒さの厳しい季節です。

さて、今回は日本語教師のみなさんの授業での様子について少しお話したいと思います。

4月から参加された皆さんも派遣校へ配属され、1ヶ月半が過ぎようとしています。学校でのペースもつかめてきて、積極的に活動を始める時期です。

前回お話した通り、ニュージーランドでは学校により教育方針が異なる為、一概には言えません。が、大抵の日本語教師のみなさんは最後の10〜15分間のアクティビティーを担当し、日本文化について紹介しています。これは、セカンダリー・スクールの場合で、小学校となると授業を全て任される事が多いです。

さて、NZの生徒達が興味を示す日本文化は、どんな事だと思いますか?

プライマリー(小学校)〜セカンダリー・スクール(中学・高校)に一貫して、折り紙は人気があるんですよ。

中には、この折り紙で苦労している日本語教師もいます。彼女は,小学校へ派遣されたのですが、オリエンテーション時に渡された100枚入りの折り紙もすでに使い切ってしまい、新たに購入したとの事。

もちろん、ニュージーランドの文房具屋さんには折り紙は、売っていません。長方形の紙を"ギロチン(断裁機?)"で切って使用したとのこと。

某日本語教師さんは、紙飛行機を折ろう!と張り切って、わざわざ折る部分を点線で示して準備。が、5〜6歳の子供もいるクラスだった為、“出来ないよ〜、作ってー!!”と、日本語教師の前に10人くらいの生徒達の列が出来てしまったと言っていました。

でも、そんな苦労も、子供達の笑顔を見ると一瞬にして忘れてしまうんですよね。

食文化の方ではお寿司が大人気で、日本語教師の方達も自慢の腕を披露している様子です。

こちらの人達は、寿司=巻き寿司を意味し、サーモンやアボカド、照り焼きチキンなどを好む様です。

日本に居る時は、寿司を巻く機会は以外と少ないですよね。私も、きちんと巻ける様になったのは、こちらへ来てからでしたし・・。皆さんは、どうでしょうか??

こちらへ来て驚いた事ですが、結構器用にお箸を使いこなしているニュージーランド人を見かけます。

お箸でジェリービーンズをつかむ競争をさせようと準備したのに、予想に反してあっという間に終わってしまった。」なんて話しも聞きました。その他では、歌やゲーム等も人気がある様ですね。

以上、今回はニュージーランド各地で活躍する日本語教師の授業中の様子をお届けしてみました。