皆さんはオーストラリアでは日本語教育が盛んなのをご存知でしたか?

ロート:LOTE(Language Other Than English)という教育制度の下、日本語は第一外国語として日本語や日本文化紹介の授業が幼稚園や小学校などの初等教育から行われており、日本語教師海外派遣プログラムにて多くの日本語教師がオーストラリア各地で勤務しています。

教材も置いてある学校が多く、日本語環境が整った親日家の国。

ではなぜ日本語教育が盛んなのでしょう。
それはオーストラリアでは「日本語ができること」は将来、就職に有利な場合があるからです。

オーストラリアにとって、日本は第二の大きな貿易相手国であり、将来働く勤務先でも何らかの形で日本が関わる可能性が高いからなのです。そのため、オーストラリア全土で初等・中等教育レベルから日本語教育が行われています。

今回は、どれだけ私たち日本人が、日常生活でオーストラリアにお世話になっているかの一例をご紹介しましょう。

例えば「お寿司」。

お寿司といえばトロですが、その元となる多くのマグロはオーストラリアから運ばれてくる高級ミナミマグロなんです。

サウス・オーストラリア州のポートリンカーン(Port Lincoln, South Australia)という町には、日本へのマグロ輸出で財を成した猟師さんが建てたお家、「マグロ御殿」が湾沿いに立ち並んでいます。

この町は「マグロの蓄養」に成功し、世界的にも有名になりました。「蓄養」とは、マグロの幼魚を遠洋で捕まえきて、湾内で養殖することです。

実はオーストラリアではマグロの脂身(トロの部分)は犬や猫用のペットフードでしかなかったのですが、「所変われば品変わる」ということで、世界のマグロの6割を消費する日本人はこの町にとっては超「お得意様」なのでした。
Japanese SUSHI (Tuna) is supported by Australia.
オーストラリアからマグロの移動
よって、マグロの輸出においても何らかの形で自然と日本の企業と関わらざるをえず、自然と日本語が必要になる→だから日本語を学ぶ必要がある→だから日本語教師の需要も増える、という相関図がオーストラリア国内には存在します。

ちなみにポートリンカーンの不動産価格はこの4年で2倍に。しかし世界各国で蓄養が進み、値崩れしつつあり、「マグロバブル」ははじけるかも、との危惧もあるそうです。

何はともあれ、皆さんの日常生活を密接に支えているオーストラリアの一例でした。

マグロはほんの一例で、鉄鉱石や石炭など、日本の私達の身の回りには、大なり小なり、オーストラリアと関わっている物や人であふれており、そのことがオーストラリアでの日本語教育の普及、引いてはオーストラリアでの日本語教師の需要へつながっているわけです。

我々日本人が将来の何らかのメリットのために英語を勉強するのと同じですね。

※ちなみに日本の鉄鉱石や石炭の約半分はオーストラリアからの輸入です。

日本と姉妹都市提携しているオーストラリアの都市は実に100都市近くにのぼります。

ちなみに2006年は「日豪交流年」としてさらにオーストラリア・日本間の交流が促進されました。オージーの日本への関心はますます高まっています。

そんな恵まれた環境で、日本語や日本文化を教える日本語教師として活躍してみませんか?

■日本語教師海外派遣・オーストラリアの募集要項
www.jegsi.com/archives/50955259.html
にて、オーストラリアの学期スケジュールや応募条件、豪州の日本語教育事情などが確認できます。

オーストラリアで受講できる日本語教師養成講座
には、ポートリンカーンがあるサウス・オーストラリア州に限らず、パース、メルボルン、ブリスベン、シドニーなどオーストラリア各地からお申込が届いており、マグロ同様、ワールドワイドな日本語教師養成講座として評判を博しています。

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