そうです。ここオーストラリアは南半球にあるため、季節は日本と全く逆。12月といえば、夏真っ盛り。

不思議なことに、オーストラリアで飾られるクリスマスツリーには、雪に見立てた白い綿が飾られることがあまりありません。

クリスマス=冬のイメージはほとんどありません。代わりにビーチにはサンタの帽子をかぶった若者があふれています。家庭でのクリスマスデコレーションは、日本よりも盛んで住宅街では先月からあちらこちらにライトを飾りつけた家がみられ、街路樹も飾りつけられてその雰囲気を盛り上げています。

日本語教師アシスタントの皆さんの中に今回、ちょっと違ったホリデーを過される方がいます。

10月開始の日本語教師ボランティアの1人ですが、彼女はこのロングホリデーを使って、オーストラリア国内に留まらず、なんと、バンコク・カイロ・ナイロビまで足を伸ばすそうです。

こんなにワールドワイドにホリデーを過ごす方は初めてで、ちょっとびっくりしています。

でも確かにオーストラリアで日本語教師として生活していると、皆さん1人旅は怖くなくなるようですね。

学校では、すべてのことを自分で管理し、責任を持たなくてはいけません。そんな生活に慣れているので、飛行機の時間からホテルの予約まで、何から何までやらなくてはいけない自由計画の旅も達成感こそあれ、不安ではないようです。逆に何から何までパッケージになったツアーは物足りなく、自分の思うように行動できないので、歯がゆく思うそうです。

きっとこのホリデーが終った頃、来年1月の末には、日本語教師の皆さん真っ黒な顔をして、さらにたくましくなってそれぞれ派遣校へ戻ることでしょう。