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イギリスの郵便は「Royal Mail」という名前。おごそかですね・・・

日本語教師海外派遣プログラムのイギリスにてご活動中のReikoさんからお便りが届きました。寮の食事がおいしいそうで、7kgアップしてしまったそうです・・・

毎朝のアセンブリーは、賛美歌で始まり、Amenで終わります。日曜日は寮生と一緒に教会へ行きます。キリスト教が生活すべてに関わっている印象を受けました。また、何かイベントがある度に献金していて、イギリスの人々はとても慈悲深いと思います。メインのクリスマスの後も、たくさんのイベントがあり、私はよくピアニストとして参加してます。思いがけず良い経験ができてます。


何はともあれ、お元気そうで何よりです。

さて、イギリスの日本語教師アシスタント・ボランティアに関連してですが、よく「イギリスで(日本語教師アシスタントではなく)日本語教師として働くには?」「日本語教師として有給で働きたいんですが?」というお問い合わせを受けることがあります。

正直、イギリスで日本語教師になることを、日本から目指すことはかなり困難です。

まず、日本語は世界でもマイナーな言語ですので、イギリスや欧州では需要はありません。日本語の需要がない、ということは日本語教師の需要もない、ということです。

需要がありませんので、イギリスや欧州では日本語学校もほとんどありませんし(つまり日本語教師としての働き先もないということです)、たまに小規模の組織で求人が出たとしても、ほとんどがテンポラリーのパートタイム/アルバイト職です。

パートタイムではまず日本語教師としての就労ビザは取れません。またそれが万が一、フルタイムの求人だったとしても、イギリスや欧州各国には(例えばイギリス人と結婚した)日本人の方々であふれているので、現地に住んでいる日本人で、日本語教師のような職業は間に合っている状態です。

少ない日本語教師の需要に対して、多すぎる日本人の供給。

それがイギリスを含めた欧米圏での日本語教師の現状です。