オーストラリア戦争記念館の中庭にて毎年8月になると、日本は原爆・終戦と戦争の話題が多くなります。

日本にいると、「原爆を落とされた」といった、戦争被害者的な意識や報道が多勢を占める傾向がありますが、一歩海外に出ると、その認識はまったく違うものがあります。

中国や韓国の激しい半日感情は日本にいても感じられますが、欧米圏ではどうなのでしょうか。
私は世界を旅する過程で、いろいろなMUSEUM(博物館・美術館・記念館)を訪れてまわりました。海外ではMUSEUMは無料で入れる場合(任意寄付制)が多く、比較的オープンで立ち寄りやすいところが多いです。

その中でも、戦争に関係するMUSEUMは結構あって、必ずといっていいほど各国の首都には戦争に関する博物館や記念館があり、私は必ず避けずに訪れるようにしてました。

その戦争系MUSEUMで必ずと言っていいほど登場するのが我が国、日本

ということで、今日はオーストラリアの首都、キャンベラにあるオーストラリア戦争記念館(Australian War Memorial)(写真)をご紹介します。

オーストラリア戦争マップフレンドリーで親日家の国として親しみやすく、多くの日本人が観光や留学、ワーキングホリデーで滞在しているオーストラリアですが、実は日本はオーストラリアを戦争で攻撃した唯一の国。オーストラリアの北部、ダーウィンには日本が爆撃した石碑などが建立されていたりします。このキャンベラのオーストラリア戦争記念館でも、

「我々勇敢なるオーストラリア軍は日本の侵攻をくい止めた!」

と表示されていて、日本軍の残虐ぶりや世界大戦でのオーストラリア軍の貢献ぶりが紹介されています。

その正否はともかく、というか戦争に正否も何もないかとは思いますが、戦争という一つの事実に対して、国によって見方はまったく変わり、いろいろな見方、価値観の違いを考えさせられる貴重な場所だと思います。

事実は一つ。考え方は2つ(以上)。」...いつもそんなことを考えさせられます。

KATANAオーストラリアやニュージーランドでは4月25日はANZACデー。ANZAC(アンザック)とはAustralian and New Zealand Army Corpの略。オーストラリアとニュージーランドの連合軍兵士が始めて世界大戦に参戦した日(4/25)を記念する祝日で、あちこちでパレードなどが開かれます。

日本人にフレンドリーなオーストラリアでも、この日ばかりは少し気をつけなければなりません。大きな事件はこれまでないようですが、この日になると、現地オーストラリアでは、やはり日本人だからと言って、罵声を浴びせられたり、通りで空き缶を投げられたり、トラブルに巻き込まれたりする人もいるようです。

日本語教師アシスタント・ボランティアとして海外で活動する際にも、日本の歴史や関わった戦争の話は避けて通れませんので、歴史が弱い人はぜひ、渡航前に基礎的な勉強をされておくことをお勧めします。

せめて、旅行ガイドブックの巻末に載っている歴史年表くらいの、その国と日本との歴史的な関わりは把握しておいたほうがよいでしょう。戦争ネタや歴史系は苦手な人が多いようですが、

事実は事実として淡々と知っておく

「英語を上達させたい。」「海外で長期生活をしたい。」「外国人の友人をたくさん作りたい。」...そういう動機ももちろんすばらしいかとは思いますが、その前にこのような知識を一日本人としてある程度知っておけば、現地でもいろいろな話題についていけますし、自分の意見も言えるようになるでしょうし、その結果、英語力も上達し、長期海外生活も充実したものになることでしょう。

オーストラリア戦争記念館
アンザックデーについて(Anzac day commemoration committee)

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映画 オーストラリア
映画 『オーストラリア』
ニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマン主演のオーストラリア・ダーウィンが舞台のこの映画では、第二次世界大戦でオーストラリアを攻撃する日本のゼロ戦などが登場します。