53e827d9.jpg「日本語教師の資格(養成講座420時間修了や大学で専攻、または日本語教育能力検定試験合格など)を持っているんですが、私、英語がまったくダメなんですけど、海外で日本語教師としてやっていけるでしょうか?」

そんなご質問をたまにいただきます。

結論から言うと、日本語教師として実際に活動を始める前に、ある程度、基礎的なものでもよいので、英語力、特に英会話力をつけることをお勧めします。

日本語教師として、どこで働くか、にもよって、英語力の必要度は変わってきますが、英語圏で日本語教師としてやっていくなら、当然のことながら100%必要です。

では、アジア圏で日本語教師としてやっていくのはどうでしょうか?
確かにアジア圏では、直接法、つまり日本語で日本語や日本文化を教えることが多いので、授業中は英語力はそれほど必要ないかもしれません。

しかし、アジアで日本語教師が活動されているところは、語学学校や外国語教育がさかんな教育機関や企業だったりします。

そうした環境では、日本語以外にもいろいろな言語が教えられているわけで、当然のことながら英語を教えるアメリカ人やイギリス人の先生や、ヨーロッパ各国から派遣された先生が同僚としていらっしゃるわけです。

そんな環境なので、職員室では当然、共通言語は「英語」になります。意思疎通には必然的に英語が必要になってくるわけです。

また、アジアでも英語を第二外国語として、(少なくとも日本人よりかは)うまく英語を話す国も少なからずあります。生徒に日本語を教える時、日本語で日本語を教えるだけでなく、時に英語を使ったり、その国を言葉を使ったりすると、生徒たちとの距離もぐっと縮まります。

私たちだって、外国人が片言でも日本語で話しかけてきてくれたらうれしいですよね。それと一緒です。

なので、現在、日本語教師の勉強をしている人、これから目指す人はぜひとも同時進行で英会話等を勉強されることをお勧めいたします。

目安としては、(個人差はありますが)英会話スクールに週3,4日以上、3ヶ月は通ったくらいの語学力が最低限、あったほうがよいでしょう。TOEICで言えば、最低でも5〜600点以上でしょうか。

現在、ドイツで日本語教師アシスタント活動されている方も、アメリカ人のアシスタント教師が同じ派遣校にいて、同じ「ドイツ語を母語としない者同士」すごく仲が良くなったそうです。

英語はできるに越したことはありませんので、機会が少しでもあれば英語力向上に努めておいたほうが無難です。

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