喫煙ありがとう?フランスでは来年からカフェなどの公の場での全面禁煙が実施される予定です。

フランスの厚生省は、喫煙者じゃないのに、他人のタバコの煙を吸ったことによる受動喫煙で年間5000人がフランス国内で死亡している、と査定。いよいよ取り締まりを強化することにしたそうです。

フランスに限らず、ニュージーランドやカナダ等、「公の場で禁煙」は世界基準になりつつあります。

海外から日本に来た人が驚くことに、喫煙者の多さ。特に女性の喫煙者が日本には多いことに驚く人が多いですね。

日本語教師や日本語教師ボランティアのみなさんが、海外に行く前の準備に「英語力」や「持っていくべき物」を心配される方が多いですが、今現在喫煙者は、タバコを吸わないように訓練しておく、または禁煙するのも、重要な「渡航前の準備」の一つかもしれません。
さて、10/14から、「Thank You for Smoking」というアメリカ映画が、日本全国、順次公開中です。

■Thank You for Smoking
http://www.foxjapan.com/movies/thankyouforsmoking/

これはタバコの宣伝マンのお話ですが、タバコが良いとか悪い、とかいう話ではなく、「情報操作」のお話。ロバート・デュパル他、実力派俳優がたくさん出ているのでお勧めです。

thank you for smoking
サンキュー・スモーキング 特別編


メディアがラジオ、新聞、テレビ、雑誌等の媒体しかなかった時は、広告代理店や一部の権力者によって、情報は加工・操作されて一般市民に届き、コントロールされていました。

最近でこそインターネットの発展で、個人でも簡単にメディアを持ち、情報発信できるようになりましたが、そうなると逆に、情報の洪水の中で「何が正しい情報か」を自己責任のもと取捨選択する能力がますます問われるようになってきています。

特に日本語教師ボランティアのみなさんは、長期、海外生活をされるわけですので、自分一人で決断していかなければならないシーンがたくさんあります。

事前にいろんな映画を見て、いろんな情報に触れて、頭の体操をしておくとよいかもしれませんね。

vs
thank you for not smoking
"thank you for not smoking"
禁煙ありがとう