新年度もう今年も残るところ後わずかですね。もうすぐ新年。

西暦とは別に、「年度」というものがありますが、日本は4月始まり。学校や新社会人のみなさん、および企業の会計も4月始まりですが、この「年度」は国によってそれぞれです。

例えばアメリカやカナダ、イギリスなど欧米圏は9月はじまりが主流。

南半球のオーストラリアとニュージーランドは1月はじまり。

例えば、オーストラリアのNSW州の2007年の学期は、

第一学期;1/29-4/05
第二学期:4/23-6/29
第三学期;7/16-9/28
第四学期;10/15-12/21

となっています。

つまり、新年度が始まるオーストラリアとニュージーランドは、日本語教師として一番、生活を始めやすい時期でもあります。

日本を飛び出して、1月からの新年度、フレッシュな気持ちの生徒と、人生リセット。新生活、はじめてみましょう!

※各学期間はホリデー(夏休み、春休み、冬休みなど)となります。

ホリデー中は日本語教師海外派遣プログラム参加者のみなさんはどのように過ごされるのでしょうか。

【派遣国での日本語教師のホリデーの過ごし方】
日本語教師海外派遣プログラム参加者として派遣国に赴いた後、当然メインとなるのは、学校での日本語教師のアシスタント活動ですが、派遣国であるオーストラリア・ニュージーランド・カナダの学校も、日本と同じように長期の休暇(ホリデー)があります。

その休暇期間を利用して、それぞれの国を旅行し、観光並びに異文化の体験をするができるということも、プログラムの大きな魅力の一つとなっています。

オーストラリア・ニュージーランドは1月より新学期が始まり、一般的に1学期間(スクール・ターム)は10週間、年間4学期にて構成。1学期間の終了後に2週間のホリデーがあります。

そして最終学期終了後は、次の学年が開始するまでの期間がロング・ホリデーとなり、期間は12月半ばより1月後半までと長期にわたります。このホリデーは、間にクリスマスを挟むことからクリスマス・ホリデー、また日本とは反対の気候であり、その時期は夏季であることからサマー・ホリデー(夏休み)とも呼ばれます。

カナダは年間3学期間にて構成され、新年度は9月より開始されます。スクール・タームは不定期で、最も短い学期が10週間、最も長い学期が13−14週間となっています。ホリデー期間も長さが異なり、最も短いホリデーが1週間。3学期終了後のサマー・ホリデーが最も長く、期間は2ヶ月以上にも及びます。

日本語教師もこのホリデーの期間は休みとなり、参加者の皆さんはこの期間を利用して、派遣国でのホリデーを楽しんでいます。特に年末年始の時期はクリスマス、ニューイヤーと、派遣国それぞれの特徴を感じ取れる時期であり、数多くの参加者の皆さんが現地オフィスを訪れる時期でもあることから、いろいろとお話を聞かせていただきますが、それぞれ海外で体験する、異国情緒を楽しんでいる様子が伝わってきます。

日本語教師海外派遣プログラムは、日本文化を海外に伝えながら、自分自身も海外の文化・習慣を体験し、より国際人として成長することが目的となっています。単なる旅行・留学とは異なる体験が、参加者の感性をより豊かなものへと育んでゆくのです。