日韓関係の悪化や中国でのデモなどによる治安悪化で、日本語教師としての勤務先の選択肢として、韓国や中国を躊躇している人も増えていることでしょう。

また、韓国や中国の当地だけでなく、日本国内においても今秋から少なくとも来年において、留学生が減少し、国内の日本語教師の職場環境も非常に厳しくなっていくかもしれません。
というのも、右ランキングの通り、日本に来る日本語学習者(つまり国内の日本語教師の主要勤務先の日本語学校の生徒)の大半は中国と韓国からの留学生が占めており、(3.11の震災後の激減に輪をかけて)今回の日韓関係の悪化で、韓国からの留学生が9月・10月開校分から激減することが予想されるからです。

日本語教師の国内市場は頭打ち。かけ出しの人が近場で日本語教師として就職することや、キャリアを積んでいくことがなかなか難しくなってきていますので、こんな時は、今旬な日本語教師と海外求人のトレンドでもご紹介したように、やはり東南アジアに出て行くしかありません。

カンボジアでの日本語教師

ということで幸いにも親日国カンボジアから求人が届いていますのでお知らせします。 一応、ポジションは「ボランティア」の日本語教師ではありますが、謝金として毎月200USDが支給されます。

最新の募集状況につきましては、こちらのアジア圏の日本語教師・教職の求人情報にてご確認ください。

日本の感覚でいうと、200USD(アメリカドル)というと少ないように感じるかもしれませんが、「カンボジア 月収」や「カンボジア 年収」などのキーワードで検索すると、

・カンボジアの大部分の人は、月収100$に満たない。(日本円で約1万円以下)
・カンボジアの年収は昨年よりも8.5%上がって830US$となった。
・カンボジア国民の平均年収は、年間約380ドル。(日本円で約40万円以下)
と出てくるように、ボランティアとしての200USDでも、現地では厚待遇であることがわかります。
そしてお金だけでなく、何よりも日本語教師として貴重な経験や、カンボジアの人々との変えがたい交流が持てる、魅力的なポジションです。

せっかく、同じ24時間を過ごすのなら、反日感情に囲まれてヒヤヒヤ過ごすより、以前ご紹介したようにカンボジアの人々の くったくのない笑顔に囲まれた時間を過ごしたほうが、より有意義な人生につながりそうな気がします。

一応、「ボランティア」ということで比較的採用条件も緩やかですので、これまで採用条件の高い壁に阻まれて日本語教師の経験が積めなかった人にもお勧めのカンボジアの日本語教師の求人です。

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まずは「ボランティア」として経験を積みながら、日本語教師の420時間の養成課程を学びたい人はこちら日本語教師養成420時間講座をご参照ください。カンボジアでも受講できる、文化庁の「日本語教員養成において必要とされる教育内容」のシラバスに基づく「420時間」の日本語教師資格講座で、世界中に受講生が広がっています。