アメリカ・カリフォルニア州、サンフランシスコ郊外にあるジャパニーズ・スクールで日本語教師を募集しています。一帯は、今をときめくIT企業のメッカ、シリコンバレーにさしかかる地域で、「常春の天気」と呼ばれるほど、カラっと晴れたカリフォルニアならではの気候が楽しめる地域です。

(Coit Tower;コイト・タワーからのサンフランシスコのダウンタウン眺望-筆者撮影)
コイトタワーよりサンフランシスコダウンタウン眺望
(中心部はTransamerica Pyramid;トランスアメリカ・ピラミッド・ビル 高さ325m)

アメリカでは、日本語の需要、つまり日本語教師の需要も少なく、またすでに多くの日本人在住者がおり、間に合っているため、日本まで日本語教師などの求人が届くことはほとんどありません。

そのため、どうしてもアメリカで日本語教師就職を果たしたい方は、今回のように、少し変化球な求人などに果敢に挑戦するなどの努力が必要です。

給与等は、時給10ドル〜で、月曜日から土曜の8:30〜19:30内で、週40時間勤務のシフト制。アメリカ当地での採用ですので、就労ビザの申請が必要で、ビザや報酬などについては、個人の学歴やキャリアにより異なりますので、就活時に改めてご確認ください。

詳細は、海外の日本語教師の求人内の、「日本語教師・教職の求人」より、「欧米圏の日本語教師の求人情報」等をご参照ください。

■ 実は働ける国はそれほどない日本語教師という職業

「海外で働く」「国際的なお仕事」といえば、真っ先に「日本人であることを活かせるであろう日本語教師」をまず思い浮かべる人も多いようですが、当サイトでも何度か触れていますが、日本語教師という職業、実際は一般的に働ける国というのは非常に限られているのが現実です。実際に職業としてまっとうに日本語教師が勤務できそうな国はアジア、それも東南アジアまたは日本国内に9割がた限られており、欧米圏では需要はありませんし、欧米圏など渡航先として人気な国には、すでにたくさんの日本人が住んでおり、供給過多の状態です。

しかも日本国内においても求人をチェックすればわかるように、7割が非常勤などのパートタイム職です。7割が非常勤形態というのは、この業界、かれこれ30年以上前から変わっておらず、今後も変わらないでしょう。これは日本語教師に限らず、語学教師というのは、コマあたり何ぼの職業であることの宿命といえます。
そもそも語学というのは、「語学を使ってAをするためのもの」といった、手段であり、目的ではないため、ゴールではないスキル習得については、なかなか高額な報酬を得にくいのが、世間での需要と供給の関係の必然でもあります。
特に日本語については右表ランキングで指摘の通り、中国と韓国の学習者がほとんどを占めており、その学習者も2012年の領土問題を契機に2013年に激減し、今後、職業として日本語教師で生計を立てていくことはより一層厳しくなります。

■ 意外と日本語教師より働ける国の選択肢が多い幼稚園教諭

一方、意外と知られていませんが、日本語教師よりも勤務先の国にバリエーションがある国際的なお仕事が、実は幼稚園教諭。欧米圏での日本語教師の求人情報が枯渇しているのに対し、幼稚園教諭の求人は、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリアなど、渡航先として人気な国々からも年に何回か、定期的にこの数年も届いています。

これはなぜか?というと、幼稚園教諭の場合、日本人でなければならないからです。幼稚園教諭の場合、主に現地の日系幼稚園ないし現地幼稚園とのハイブリッドな幼稚園が主な勤務先となりますが、日本人のお子さん、またはハーフのお子さんなどが園児として入園しており、そのお世話や日本ならではの初等教育は、やはり日本人でなければならず、そのため就労ビザも認可されやすい傾向があります。

欧米圏はほとんどがいわゆる「先進国」ですが、先進国はどこも、高い失業率が社会問題化しており、アメリカを筆頭に、どの国も失業率を低くすることにやっきになっており、日本語教師というポジションにおいても、まずは自国の民(つまりアメリカならアメリカ国籍を持つ者)の採用が優先されるため、わざわざ新たに日本から渡航して来る者には、なかなか就労ビザは認められない傾向があるのです。

海外就職 もちろん、日本語教師同様、幼稚園教諭の場合も、中国、タイ、マレーシア、シンガポールなどアジア各国からの求人も多数、寄せられており、その勤務先の国は「より取り見取り」です。

また、日本人の経営する学校や園に勤務するため、それなりの治安と報酬も確保されていることが多く、実は日本語教師として海外勤務するよりも、待遇・給与が多い場合も少なくないのです。

海外で就労体験を積めるビザとして筆頭頭のワーキングホリデービザでさえ、30歳まで(国によっては25才まで)などいろいろな制限があり、海外で報酬を得ながら転々とする、というのは現実には「夢のまた夢」といった、非常に困難なことです。しかし、幼稚園教諭なら、1-2年ずつ契約を更新しながら、一生涯、海外を転々としながら生活していく、といったスタイルも現実的に可能な職業なのです。

幼稚園教諭として勤務先(給料)とビザを確保できれば、残り時間で語学習得なり、余暇で日本語教師なりなんなり、好きなことをやっていけばよいのです。

「日本語教師」という四角四面な進路選択肢で煮詰まっている方、幼稚園教諭というアプローチから、海外での日本語教育に携わっていくのも一手ではあります。ご参考に。

■ こちらアメリカで受講できる日本語教師養成講座420時間には、この1年間、11名の新たなアメリカご在住の受講生が誕生しました。アメリカ全土に受講生は散在していらっしゃいますが、特にニューヨーク周辺にお住まいの方が多い傾向があります。アメリカでも即効性のある、英語で日本語を教える間接教授法を、420時間の知識とともに習得していきます。もちろん、アメリカその他海外で幼稚園教諭として働きながら、この日本語教師講座で日本語教師のスキルを身に付ける、といった学習スタイルも可能です。