online-japanese-teacher

新型コロナウィルス感染症の影響で「すさまじく」応募が殺到した日本語教師の求人があります。

それはオンラインで教える日本語教師の求人です。

応募が殺到した求人の特徴は?

一言でオンラインの日本語教師の求人といってもいろいろな種類があります。在宅(自宅)で働くものもあれば、会社やスクールに出勤して、そこの機器からオンラインで教えるものや、求められる条件も厳しいものから、ほとんど何もないものなど、いろいろあります。

特に単純に外国人の話し相手になるだけでもOK、といった応募資格のハードルが低い求人ほど、応募が殺到する傾向があり、早いもので求人掲載から24時間経たないうちに、応募者が殺到しすぎて受付がパンク状態に陥り、慌てて応募受付を一旦停止したものもありました。

なぜ応募が殺到したのか?

その求人は、一応、日本語教師の有資格者(検定合格者や420時間講座修了など)を「優遇」していましたが、年齢や経験不問で、かつ無資格者でも応募できる、というものでした。

要は「外国人生徒と日本語会話の練習相手」になりたくて、フレンドリーで責任感さえあれば誰でも応募できるというものでした。

これにより、新型コロナウィルス感染症の影響により日本語教師で失職した者だけでなく、一般の会社員等で失業した人も、「日本語を教えるくらいなら自分でもすぐにできるかも。」と考えた人など、全方向から応募が集まったためと思われます。

また、入国制限等で、日本の日本語学校などに外国人生徒が来日できなくなったことでの生徒数激減、また、海外の日本語教育機関も自国内での人の移動制限等で、日本語教師の全体的に求人数が激減していることも、応募殺到に拍車をかけたことは間違いないでしょう。

どのようにオンラインで教える求人だったのか?

スカイプを使って、自宅から日本語を教える、という一般的なタイプの求人でした。勤務時間は24時間365日、(生徒との要望にマッチすれば)いつでも都合のよい時間に働ける、というものです。

1レッスンは25分でコマあたり600円ですが、2コマ50分だと1200円ですので、職務内容から考えるとそれほど悪くもない待遇でした。

語学力は必要なのか?

この求人では必須ではありませんが、英語や中国語ができる方は、活かせる機会があり、優遇される、という感じでした。

オンラインで教える場合、教室で教える日本語学校とは異なり、マンツーマンで教えることが多く、その場合は、特に相手が日本語初級者ほど、相手の母語で教えてあげるスキルが日本語教師にも求められます。

そのため、オンライン日本語教師は、一般的に英語その他の語学力が求められることが多いです。

次の募集はいつか?

この特に応募が殺到した求人については、現在、応募受付を「一旦停止」状態で、次回は未定です。

生徒が増え、教師数が足りなくなれば、また募集を再開するものと思われます。

また、それ以外のオンラインの日本語教師の求人自体は、通年あります。ただ、採用条件を細々と求めている厳しいものもあり、また、新型コロナウィルスでリモートワークが注目されていることもあり、全体的にどれも応募が殺到している傾向があり競争率が上がっているので、なかなかどこかに採用される、というのは現状、難しくなっているご時世と言えます。

ただ、ネットやSNSに明るい方は、ご自分で生徒を募集してオンラインで教える、という個人でやっていくほうが、簡単かもしれません。

どのくらいの競争率だったのか?

オンラインの求人にどれくらい関心が集まっているかといえば、該当求人(オンライン系)に、毎秒5〜10人くらいは常にアクセスしている者がいる(閲覧者がいる)ぐらい、現在、オンラインの日本語教師の求人に関心が集まっています。

アクセス状況から推測するに、おそらく倍率は100倍くらい(1人の人員募集に対して100人の応募)あったのではないかと思われます。

「そうだ、オンラインで日本語を教えるならできるかも!!」と考えることはみなさん同じです。この新型コロナウィルスの影響下では、良い条件の新規のオンラインの求人が出た場合、おそらく24時間以内の数分レベルでの応募締め切りとなる可能性が高いので、気になる求人を見かけたら、時間との勝負になりますので、早めに応募されることを推奨いたします。