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日本語教育に関する教材やテキスト、eラーニング・コンテンツなどを開発する日本語教師の求人が届いています。

勤務地は大阪ですが、この機関で経験を積めば、海外への派遣制度を利用して、世界各地になる拠点にて、日本語専門家として派遣される道もあります。

日本の日本語学校勤務にマンネリや危機感を感じている方、これまでの日本語教育経験を形やサービスにしたい方、キャリアアップを目指している方などにオススメです。

最新の募集状況は、こちら日本語教育専門員の求人または教育系嘱託の求人にてご確認ください。

以下、この求人に関するQ&Aです。

Q. どんな日本語教育教材を作っているのですか?

A.実際に作った教材を見てみるのが一番わかりやすいかと思います。
たくさんあるので、ここでご紹介するのは一部だけとなりますが、こちらの募集機関では、これまで以下のような日本語教育教材を作っています。

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初級からの日本語スピーチ
― 国・社会・文化についてまとまった話をするために―

このテキストは、外交官や公務員を対象に日本語を教える際に、主に口頭表現に注目して学べるようになっている日本語教材です。
初級レベルの大人の日本語学習者が「国や社会、文化などについて、特に口頭で説明するときに、効率的に日本語で説明できるように構成されたテキストです。トピックスは「まつり」「地理・民族・宗教」「観光」「歴史」「自分の仕事」「自分の国と日本の関係」「結婚」「産業と貿易」「経済と人々の生活」についてスピーチできるよう、単純な展開パターンを学べるようになっています。

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日本語ドキドキ体験交流活動集

このテキストは、すでに海外で日本語を学んできた学習者が、短期で日本を訪れた際の日本語研修で、実際に日本での体験交流活動の場に遭遇した際に、役立つような日本語を学習できるようになっています。

例えば、「地域やご近所オリエンテーリング」「タウンページを作ろう」「交流会」「ホームステイ」「フィールドトリップ」「インタビュー」「小学校・高校訪問」「工場見学」「発表会」などのトピックスについて学び、活動の流れを会話例やワークシートの形で紹介していく教材です。

eラーニング・ウェブサイト作成

上述の紙ベースの日本語教材だけでなく、eラーニング開発としてWebサイトやアプリ等のを作成し、世界中の日本語学習者に、日本語を効果的に学ぶ機会を提供しています。

例えば、「アニメ・マンガの日本語」(www.anime-manga.jp)というWebサイトの開発では、世界的にも人気のあるアニメ・マンガを収集・分析して、アニメ・マンガならではの表現などを、ゲームやクイズを通して楽しく学べるようにしています。

Q. 職務内容は教材やテキストを作るだけですか?

A. いいえ。教材等作成以外にも、この募集機関が行う各事業全般に携わっていただくようになります。例えば、各事業の企画・運営から日本語研修プログラムのコースデザインや講義、日本語および日本語教育に関する調査・研究活動なども含まれます。

上にご紹介したテキストは、これら実際に行われている日本語教育研修で得られたノウハウなどを教材化したものですので、教材作成は、日々の日本語教育研修活動の延長線上にあります。 今回の募集職種は、こうした研修で培ったものを教材化し、またそれを多くの日本語現場に還元できるというやりがいを感じられるお仕事といえるでしょう。