人手不足で年間通じて常時、求人が出ている日本語教師ですが、それでも求人応募の競争倍率が高くなる時期(応募者が増えて就職が難しくなるシーズン)というものがあるようです。

先日、東京都内のある日本語学校(法務省告示校)から、求人情報掲載の際に、こんな情報を頂戴しました。

毎年10月の日本語教育能力検定試験日以降は、応募者が集中しますので(倍率の低い)事前のご応募をお勧めいたします。

どうやら毎年10月末に実施される日本語教育能力検定試験の終了後から、合格の手ごたえを感じた受験生が新しく手にする資格をもとに、日本語教師の就活市場になだれ込んでくるため、応募の競争倍率が他の時期に比べ、高くなるそうです。

実際に日本語教育能力検定試験の合格通知がなされるのは12月の下旬ですから、ピークは年末〜新春の2月頃まででしょう。その頃が、応募者が殺到するので、競争倍率が高くなり、なかなか採用が決まりづらくなる時期とのことです。

求人倍率上昇カレンダー

就職を効率よく決めたい方は、この混み合う時期を避け、なるべく11月中〜年内には就職活動を終え、混み合う年末〜新春の時期は避けるようなイメージで就職活動をおこなうのも1つの手かもしれません。

また、この時期、履歴書を何通も送ったのに、なかなか採用面接に至らず焦っている方がいらっしゃいましたら、「ちょうど求人応募者が混み合っている時期なのだから仕方ない」とあきらめ、この時期を避けるか、じっくり時間をかけて長期戦になる心構えをされるとよいでしょう。

以上が求人の応募者側の事情ですが、雇用側の求人数自体は、年間通じて比較的ずっとあるのが日本語教師の特徴でもあります。

 年4回の区切れ

なぜなら、日本語教師は他の一般の仕事と異なり、慢性的に人手不足なことに加え、例えば日本国内の日本語学校は、1,4,7,10月と年4回学期が始まるようなところが多いため、それを機に日本語教師を離職・就職がなされるからです。つまり、日本語教師は離就職のタイミングが年4回もある、とも言えます。

一方、海外では9月に新年度始まりの国・地域が多いため、新年度開始の9月に遡ること2,3ヶ月前、つまり6-8月頃に求人が多くなる傾向があります。

 波をとらえて就職活動を

以上のように、日本語教師の求人にもいろいろと「波」がありますので、うまく波をとらえてサーフィンすると、効率よく就職活動を展開することができますので、就活の一助にしていただけますと幸いです。