子供を連れて海外で日本語教師をする方法

日本語教師をされている方で、たまに「子連れで海外で働きたい」「自分が日本語教師として働いている学校に、子どもを一緒に通わせたい」と考えていらっしゃる方に遭遇することがあります。

はたして子連れで海外就職できるような、日本語教師の働き先(日本語学校などの学校)はあるのでしょうか。

日本語教師が子連れ就職可能な勤務先は「ある」

答えを先に書きますと、日本語教師が子連れで海外就職できる勤め先はあることはあります。

実際、これまで取り扱った求人情報の中にも、タイのインターナショナルスクールで、

  • 学校の敷地内の宿泊施設居住可能(家具完備)
  • お子様2名分の学費100%免除

といった待遇を提示している求人情報が存在します。

また、それ以外にも、例えば欧米圏・東欧・アジア派遣の日本語専門家の待遇等で、

  • 随伴する(あるいは呼び寄せる)扶養親族の旅費を支給します(ただし、扶養親族の滞在が6ヶ月を超える場合に限ります。)
  • 派遣期間中の滞在費、住居経費、家族加算及び子女教育経費を支給します。

としている求人も存在します。

就労ビザ取得費用全額学校負担(帯同家族のDependent Passを申請したい場合、手続きは弊校で行うが、帯同ビザの所得費用は自己負担)
という待遇のマレーシアの語学学校での日本語教師の求人もあります。

その他、子どもではありませんが、

  • 配偶者にも、帯同の如何を問わず、Economy class往復航空券年2回分を支給

という待遇を用意している中東アフリカ地域派遣の日本語教師の求人情報もあります。

かなり狭き門

しかし、そういった好待遇な日本語教師の求人は、かなり狭き門であることが多いです。

まずそうした好待遇を提示できるのは、採用先が大きな団体か、規模の大きいインターナショナルスクールのような、経営基盤がしっかりしているところであることが多いです。

一方、日本の日本語学校に勤めているような「一般的な日本語教師」の海外の就職先・・・専らアジア(主に東南アジア)の技能実習生送り出し機関のようなところは、あまり裕福な経営状態とは言い難く、どこも家族の帯同は禁じている(単身のみ採用)であることが多いです。

好待遇は求められるものも多い

また、子連れ就職OKな職場は、やはり応募者である日本語教師にも求めるものが多いです。

上記の子連れOKな求人情報の採用条件・資格等は、いずれも長年の日本語教授歴はもちろん、外国語力(主に英語)、Postgraduate Certificate in Education(大学院卒)などの高学歴その他数々の諸条件を求めていたりします。

根気強く積極的に探す

さらには、こうした好条件・好待遇の日本語教師の求人は、頻繁に出るわけでもなく、また何か採用までの道のりがルーティンで決まっているわけでもないので、運と根気強くご自分の力で探し続ける必要があります。

コツとしては、過去の求人情報をチェックして、子連れでの就職が可能な機関をピックアップしリスト化しておき、毎年コンスタントに求人をチェックしつつ、自分からも学校に「ポジションに空きがないか?」マメに問い合わせするなど、積極的なアプローチをおこなう必要があります。

こうした求人をネット検索する際は、例えば、「日本語教師 求人」のキーワードと併せて、

  • 随伴
  • 家族加算
  • 家族手当
  • 扶養親族
  • 同伴
  • 帯同
  • お子様
といったキーワードを並列させて調べるとよいでしょう。

最近も海外のインターナショナルスクールで、子連れOKな日本語教師の求人情報が出ていましたので、最新情報はこちらインターナショナルスクールの日本語教師・教職の求人情報にてご確認いただけます。